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富士山 世界遺産登録へ「勧告」 [ニュース]

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イコモス勧告
 文化庁は三十日、世界文化遺産への登録を目指す富士山について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が、構成資産の一つ、三保の松原(静岡市清水区)の除外を条件に世界遺産への登録を勧告したと発表した。

 勧告は認定に大きな影響力があり、六月下旬にカンボジア・プノンペンで開かれるユネスコの世界遺産委員会で、三保の松原を除外しての正式登録が濃厚となった。政府が文化遺産に登録を推薦していた「武家の古都・鎌倉」は不登録と勧告された。

 昨夏に現地調査をしたイコモスは今年二月、三保の松原を構成資産から除外するよう検討を要請。これに対し、文化庁は富士山の価値である芸術、信仰の対象として不可欠だと主張し「除外を是認できない」と回答していたため、勧告への影響が懸念されていた。

 世界遺産委員会が正式に決議すれば、富士山は国内十七件目の世界遺産となる。文化遺産としては十三件目。

 文化庁によると、富士山は富士五湖や三保の松原、白糸の滝など静岡、山梨両県の二十五の構成資産からなり、約七万ヘクタールが推薦対象。古くから信仰の山とされ、江戸時代の浮世絵に描かれるなど、独特の日本文化を象徴する名山とされる。

 その後、民間レベルで文化遺産登録を求める動きが活発化し、〇五年にNPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」が発足。両県も加わって、ごみ問題の対策などを推進した。〇七年に暫定リスト入りし、一二年一月、国はユネスコに推薦書を提出していた。

 <イコモス(ICOMOS)> 1965年に設立された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」。文化遺産の保護や保存に関する専門家らで構成されたNGOで、各国から推薦された世界遺産候補について現地調査を実施、ユネスコに勧告する。勧告は「登録」、追加情報を求めて再審議する「情報照会」、推薦書を本質的に改定し再提出が必要な「登録延期」、「不登録」の4段階。

世界遺産に登録されると簡単に登れなくなるかも?


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